銘板を後から再度注文した際に
文字の太さが違うように見えるときが
あるとあるという経験があると思います。
それはなぜそのようなことが起きるのでしょう。
それはボール盤の刃と違って
彫刻用の刃の先のちびり具合によって
太さを変えるからです。
銘板の文字の違い
- なぜ銘板の文字が違うのかと同じ銘板屋さんを使っていても文字の字の太さが違うのか
- 前回作成したものと同じように文字の太さ、文字の雰囲気を一定させる方法。
- 銘板を始めて(1980年 創業)40年のノウハウがありますので、信頼出来るのではないでしょうか。
- 前回と同じように彫刻されるには、どのように注文をしたらいいのでしょうか?
- これを読み終える時には、前回同様の同じものを手に入れることが出来ます。
その前に銘板の歴史をしってもらわなくてはいけない。銘板の文字違いについて、自動機が出来る前は、彫刻屋さんが独自で文字を平板100mm角ぐらいに文字を手書きで書き込んだ後、それに彫刻とうなどで字に沿って削っていき文字の原版を作り、その後25mm角ぐらのものに縮小して利用するといった具合でした。
昔は、本当に彫刻屋さんによって文字がまちまちでした。自動機が出来る前にも 文字の原版が売られるようになり、それを買った彫刻屋さん同士は文字の形が同じになってきました。 次第に自動機が出てきて、文字の統一化がどんどん進んでいくようになりました。 |
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なぜ銘板の文字が違うのかと同じ銘板屋さんを使っていても文字の字の太さが違うのか
1-1 なぜ銘板の文字は若干ちがいが、もしくは全然違うのかというと、
まず彫刻をする機械のメーカーの違いがあります。
1-2 次に同じ彫刻屋さんでも文字の太さが変わってしまうことで、
文字の雰囲気が変わってしまうこともあります。
2.前回作成したものと同じように文字の太さ、文字の雰囲気を一定させる方法。
本当に一致させたいのであれば、同じ銘板屋さんに現物をもっていき作成してもらう。
ただし、違う銘板屋さんで作成したものは文字が違うので書体が合うかどうかわかりません。
3.銘板を始めて(1980年 創業)40年のノウハウがありますので、信頼出来るのではないでしょうか。
文字の大きさは3mmから32mmで彫刻するのですが、
刃物は同じ太さのものを使っているので、
字の大きさによってその刃物を鋭角に研ぐと
いったもので使用しています。
イメージではボール盤の刃では3mmのもの4mmのものがあり、
穴を開けるときは必ず3mmのものは3mmの
穴が開きますよね。彫刻刃はそうではないんです。
実際の写真をみれば一目瞭然ですのでご覧ください。
同じ太さの刃で先の削り具合で刃の太さを変えるんです。
刃の先を見てください↓
同じ刃の太さでも前方をちびりさせ方で
5mm 32mm刃になります。
4.前回と同じような文字になるには(彫刻されるには)、どのように注文をしたらいいのでしょうか?
前回と文字を完全にあわせたいとなれば、
現物を持っていくしか方法はないと思います。
もしくは写真にとって見てもらってもいいと思います。
まとめ
銘板の注文を出す時には、もちろん、すべての文字が揃うのですが、後から1枚とかなると
前回からの注文で刃を研いでしまっていたり、とがなくても刃の入れ方が違っていたりすると
文字の雰囲気がぜんぜん違ってしまいます。
実際信頼出来る銘板屋さんならその辺も考えているので、
大丈夫だと思いますが、
印刷ではないので一定の文字というのは
難しいと考えられます。
こんなこといったらだめじゃんと思いますが、
大概は大丈夫ということでご了承ください。